今回はオールドレンズのAuto rokkor-pf 55mm f1.8の紹介をさせて頂きます!!
・おすすめのオールドレンズが知りたい!
・Auto rokkor-pf 55mm f1.8の使用感を知りたい!
・オールドレンズの装着方法が知りたい!
この記事では上記のような情報を得ることが出来ます!!
オールドレンズを使用される方って少ないかもしれませんが、本当におすすめです。
こんな写真↓今風で言うといわゆるエモい感じの写真が簡単に撮影出来るようになります。
この記事でお伝えする内容は大きく分けて3つです。
①レンズの概要
②レンズの使用感
③レンズの装着方法→購入方法(マウントが異なるためアダプターが必要です)
メイントピックは上記3つですが、最後におまけとして、
ソニーのαシリーズの原点を作ったこのレンズのメーカーでもあるミノルタという企業についても、
調べていく内に「日本のメーカーって凄いんだな!」と思ったので簡単に紹介したいと思います。
(レンズ単体に興味ある方はスキップしてくださいね!)
そんな記事となります。
オールドレンズ概要
まずオールドレンズ自体について簡単に説明をすると、オールドレンズとは「フィルムカメラの時代のレンズ」のこと。
年代で言うと、1970年代以前のレンズが当てはまる見方をされる事が多いらしいです。
オールドレンズの特徴としては
マニュアルフォーカス(ピントを手動で合わせる)のレンズ
となります。
なので機械に頼らずに、カメラマンの感覚で写真のピントを合わせるので、より写真に個性が活きるレンズですね。
悪く言ってしまうと使いにくい。
そのレンズから生み出される写真は最新のレンズとは全く異なる、レトロかつ独特な表現で写し出されます。
例えば光が広がるような描写、ボケが特徴的、ゴーストとフレアがかなり強いなどですね。
そして、安価に楽しめるコストパフォーマンスの良さも特徴となります。
Auto rokkor-pf 55mm f1.8レンズの概要
このレンズは1958年に、当時カメラメーカーとして有名だった企業ミノルタの最初の一眼レフSR-2とともに登場しました。
・1958年発売
・最短撮影距離0.5m
・280g
・絞り1.8-16
・ミノルタSRマウント
・中古価格:1,500円〜10,000円 (僕はメルカリで購入しました!)
Auto rokkor-pf 55mm f1.8の使用感
写真を見ながら説明していきます!
絞りによる写真の変化
まず特徴的なのが、絞りを小さくするとこのような写真が撮影出来ます。
これはF1.8なので、一番F値を小さくして撮影しました。
見てわかる通り、ボケ感がかなり特徴ありますよね。
なおかつオールドレンズならではの写真が曖昧としている感じ、くっきりしない感じの特徴が出ますよね。
こっちの写真も面白くてですね、こういう風に背景が若干明るいところで、ごちゃっとしてるのを上手く利用してあえてこんな写真を撮ってみるのも面白いですね。
背景が明るければ玉ボケの感じも簡単に撮影出来ますね。
夜に撮影すれば、街の明かりを背景に綺麗な玉ボケが作れそうですよね。
非現実な表現を意図も簡単にしてくれるレンズですね。
これ本当に写真撮っててめちゃくちゃ楽しいです。
このレンズだと、F値を下げると全体にミストのフィルターをかけたような写真となります。
勝手にエモい写真、ノスタルジックな気分を相手に与えるような感じです。
ピントが合ってるところはしっかり写ってはいるけど、背景がかなりぼやーっとする。
気持ち少しピントが合っている部分も若干のボヤーとした感じありますよね。
これでF値を上げた場合はこんな感じです↓
もちろんF値をコントロールすれば、ぼや〜となる感じは調整できます。
そこをどうコントロールするかというのも、自分の感覚のさじ加減で調整出来るので、そんな部分も楽しめるポイントですね。
こちらの写真もF値を小さくした写真です。
こういう風に、前ボケとかを上手く入れながら撮影するのも楽しいかと思います。
もっとちゃんと調整をすれば、前ボケもかなり柔らかいのでより、印象的な写真になりますね。
例えばこんな感じです。
前ボケがかなりとろける感じで表現出来るので、
撮影する時に落ち葉とか、前にあえて置いて撮影とかもかなり楽しくなりそうですねよね。
ここまで見ると、全体的に写真がぼや〜としていて嫌だなって思う方もいるかもしれませんが、
F値をかなり上げていくと、割とパキッとしたシャープ感のある写真も撮影することも可能です。
例えばこちらの写真。
こちらだいぶF値を上げて撮影しました。
これ撮影して何も編集していない写真ですが、時間帯のおかげもあるかもですが、だいぶ綺麗な写りだと思います。
ゴーストとフレア
一応ゴーストとフレアについて簡単に説明をすると
フレア→逆光で撮影した際に光がふんわりと白っぽく表現される
ゴースト→虹色のくるくるしたやつ
オールドレンズは比較的これが出やすいと呼ばれていますが、全てのレンズにそれが当てはまる訳では無いので、その点はご注意ください。
こんな感じで、光源となる位置を変えるだけで全然光のゴーストの出方がだいぶ変わりますよね。
写真を撮影していく中で、自分好みの形になるように調整して撮影するのかなり楽しいポイントですね。
まさにカメラマンの感覚次第で様々な切り取ることができるカメラだなーと感じます。
レンズの装着方法・購入方法
次に実際にオールドレンズを使用するために必要なことを紹介すると
・持っているボディに対応するレンズマウントアダプターを準備すること
・フリマサイトやお店でレンズを手に入れる
この二つとなります。
レンズマウントアダプターを準備
僕は5Dmark4で使用するつもりだったので、EFマウントベースに対応するアダプターが基準となるので、僕が実際に対応した方法で説明をします。
僕はAmazonでこちらの製品を手に入れました。
マウントアダプターは探せば種類がたくさんあると思いますが、ネットで調べてEFマウントで使用できた、と記載されているレビューがあったので、こちらに決めました。
●SONY-Eマウントの方はこちらのアダプターをご参考ください。
・この記事でご紹介したアダプターと同じメーカーです↓
・もう少しランクアップしたアダプターはこちら↓
オールドレンズをメルカリで探す
次にレンズですが、僕はメルカリでポチりました。
理由はフリマサイトで唯一使用していてそれなりに信頼度もあったからです。
事実、このレンズをメルカリで取引しましたが、製品は取引前に記載された通りの状態かつ、出品者の方が対応良くしてくださったので、満足して取引が出来ました。
もしまだメルカリ登録していない方は下記に記載されているクーポンコードを利用すれば、レンズを割引で購入することも可能なので、もしご入用のある方はその方法も試してみてください!
招待コード【FBBCUT】 ※新規登録の方限定
ミノルタという企業について
ここからの内容はこのレンズを作り、そしてソニーのαシリーズの原点を作ったミノルタという企業についてです。
レンズ以外の情報は必要無いよ!という方は、ここで終わりにしてください。
ミノルタは、現在はご存じの方も多いとは思いますが、2003年にコニカという会社と経営統合をしてコニカミノルタという、オフィス製品、電子材料、光学デバイス、ヘルスケア等の分野で事業をしている大企業となっています。
(事業説明長くなってしまうのでざっくりとこんな感じです。)
それまでのミノルタはカメラ関連の事業で世界に名を轟かせる程の、日本を代表するカメラメーカーだったんですね。
その例として、1962年にアメリカ初の有人宇宙船に宇宙飛行用カメラとして搭載。
そして1985年に世界初のオートフォーカスカメラの機能を搭載した第一号α-7000という機種を世に展開しました。
これがいわゆる、現在のSONYのaシリーズのルーツとなります。
これを知ると、何故SONYのAF機能が抜群に良いと言われているのかも納得ですよね。
そんなミノルタというメーカーですが、その後2003年に経営統合をしてコニカミノルタとしてスタートしましたが、2006年にはカメラ事業で経営が上手くいかなかったこともあり、共同開発で提携したソニーにデジタル一眼レフカメラシステムの一部資産をソニーへ譲渡する運びとなりました。
その結果現在のSONYがaシリーズの開発を進めている、というような歴史があります。
ちなみにこちらが、コニカミノルタの当時のカメラ事業の業績です。
そして当時のデジカメ、一眼カメラの販売シェアがこんな感じです。
駆け足ではありますが、このような歴史があったようです。
総括
今回はAuto rokkor-pf 55mm f1.8について説明しました。
これは僕の感想ですが、現代って良い意味で写真を撮るのにそこまで手間をかけずに、綺麗に撮れるじゃないですか?
でもオールドレンズはそうはいかなくて、ピント調整で手間がかかったりしますし、使いやすくは無いんですね。
でもそういった細かいひと手間の積み重ねで撮影したからこそ、一枚一枚の写真にかける思いというか、写真一枚に対して、より自分の感情を乗っけられると思うんですね。
そう言った意味でも、1本でもオールドレンズを持ってみるのもより自分の写真に対する思考も変わって、良い刺激になると思います。
値段もお手頃にお求め可能なので、興味ある方は是非オールドレンズの沼に一歩踏み込んでみてください!
✅YouTube動画で見たい方はこちらから確認できます。
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