なんか最近円安ってニュースを良く聞くな〜
社会・経済情勢が僕たち動画クリエイター・カメラマンにどんな影響があるんだろう?
実はこれめちゃくちゃクリエイターに大きな影響を受けているんです。。!!
この記事では円安の進行と日本の経済情勢によって、カメラマンや動画クリエイターにどんな影響が起きるのかを解説します。
このことを知らないと、カメラなどの機材が何故値段が上がっているのか?という事実が分からなくなります。
他には海外サービス(ArtlistやEpidemi Soundなど)の登録時に、金額面で損をする可能性もありますので、是非この記事をチェックしてください!
✅YouTube版も公開しています
クリエイターが受けてしまう影響
結論、円安の進行と日本の経済情勢がこの状況の場合
僕たちクリエイターには2つの影響を現時点で確実に受けます。
・日本を除く世界の物価上昇によるカメラ機材や海外サービスの高騰
・円安による相対的なカメラ機材や海外サービスの高騰
円安だけのワンパンチだけでなく、海外の物価上昇の煽りも受けるダブルパンチとなっています。
その根拠はこちらの2点。
①円安が止まらない可能性が高いという事実(日本の金利が上がる見込みがないという状況ですね。)
②日本以外の国で物価が上昇している事実
日本以外の国で物価が上昇している事実
ダイソーの価格って海外だと200円、300円なのに、日本だけが100円っていう話ご存知ですか?
商品は全て中国で生産しているにも関わらずですよ。
他の例だとディズニーランドの入場料って日本が世界で最安値ということもご存知ですか?
そういったことが日本では今起きているんです。
カメラや海外サービスの価格が高くなっていく仕組み
カメラメーカーって日本で販売するよりも海外で販売した方がたくさん売れてしまうんですね。
なので優先的に海外に照準を置いて販売をしていると。
事実、最近だとソニーのa7Ⅳがまずは海外で販売して、次に日本で販売をするといったこともありました。(半導体不足の影響で生産量が限定的だったのかもしれません)
メーカーもビジネスをしている企業なので、カメラの価格が日本の物価水準ではなくて、海外の物価を基準で販売をしていくはずなんですね。
メーカーに限らずAdobeとかはしっかり価格改定で段々値上がりしていますよね。。
そのことを念頭に世界、つまり他の先進国や欧米とかに目を向けると年々物価というのは上昇しています。そして同時に給料も上がっています。
そうなると結果的にカメラの価格も高くなっていきます。(原料や部品の値段も上がるため)
日本の状況は?
ところが日本に目を向けると、、、
・物価は対して変わっていない
・賃金も上がっていない
こんな状況、どうなると思いますか?
例を出して説明しますね。
アメリカでAという製品があったとします。
過去にAは100ドルでしたが、物価上昇で現在は150ドルとなるとします。
でもアメリカの人からしたら、同時に賃金もUPしているので「そこまで価格が高い!」とはなりませんね。
でも日本に目を向けると過去にアメリカのAという製品が100ドルでした、ですが現在150ドルです。
Aを買おうとしても日本では賃金が上昇していないので「え?なんか高くなってない?」となります。
そういった状況が既にカメラ機材とかで起きてしまっているんです。
追い討ちの【円安】
そこで追い討ちの【円安】となっています。
円安というのは「他国に対して円の価値が下がる」こと。
分かりやすく説明すると、、
通常時は1ドルが100円。
そこに円安という状況になると
1ドル=128円(20年ぶり)
さらに例を出して説明をすると、
150ドルだった製品Bは今までは15000円で購入出来ていたとします。
でも円安によって19,200円に変化します。
これをまた具体例を出すと、Epidemic Sound の料金は299/年ドル
これを日本円に変換すると10年前は1ドル=82円だったので
299ドル=24,518円
5年前は1ドル=110円だったので299ドル=32,890 円
現在は1ドル=128円なので299ドル=38,272円となります。
結果的にこの価格変化となります。
これはあくまで例なので当時の物価の状況を十分に考慮したデータではないですが、単純計算で円安の影響はこうなってしまうということをお伝えするためのデータとなります。
ちなみに6月30日までにEpidemic Soundに無料登録すると、無料で2ヶ月間使える特典があるので気になる方はチェックしてみてください。
クリエイター達の現状
話をもどして、こう考えると恐ろしいことに
今クリエイターが使用している
・Adobeとかの編集ソフト
・音楽サービス
・エフェクトや動画ダウンロードサービス
ってほぼ海外から来ているサービスなんですね。
このまま円安が進んでしまうと、
必然的に全ての価格もどんどん高くなっていきますね。
しばらくは円安が止まらないかもしれない!?
円安が止まらないかもしれないということについてさくっと説明をしますね。
しっかり説明をするとそれだけで動画が一本できるレベルになってしまうので、本当に簡単に説明します。
ポイントとなるのが「金利」の問題です。
金利というのは高くなるほど、お金を借りにくくなるけど、お金を預ける人が多くなる。
金利が低いほどお金を借りやすくなるけど、お金を預ける人が少なくなる。
銀行にお金を預けても金利が低くて意味ないから
貯金よりも株とかの金融投資にお金を変えたほうがいいよ!というのはそういうことです。
現状起きているのが、
アメリカが金利を引き上げているんですね。さらに引き上げていくと発表をしています。
一方の日本は金利を引き上げる方針ではないと日銀が言っています。
どうなるか?
国家間で金利の差がある場合は、金利の高い通貨に人が集まります。
そして日本は不景気だったり賃金が上昇していないので、
金利を上げることが出来ない状況にあります。
そうすると
金利を上げていくアメリカにどんどんお金を預ける人が多くなり
相対的に円の価値が下がっていきます。
この話は難しいと思うので、詳細を知りたい方は中田敦彦のYouTube大学の動画を50分ぐらい見ればちゃんと理解できます笑
この記事の総括
今後クリエイターは2つのダブルパンチをくらいます。
①カメラ機材や海外サービスの高騰
②円安による相対的なカメラ機材や海外サービスの高騰
その背景にあるのが
・日本以外の国で物価が上昇している事実
→日本のディズニーの入場料は全然価格が上昇していないので、世界で最安値という話ですね。
・円安が止まらない可能性が高いという事実
→これはつまり、日本の金利が上がる見込みがないという状況ですね。
こういう状況なので、
思い立ったが吉日ではないですが、
円安が進め前に早く海外サービスを導入したりとか
シンプルに自分の給料を上げるための対策をする必要が出てきますよね。
副業とか自分の持つ時間を最大限に有効活用できるようにしていくしかないかと思います。
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