『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』まだまだマーベル映画が楽しみ過ぎる

映画

こんにちは、Takaです。

    

つい最近ようやく 

映画『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』

見てきました。

     

はい、マーベルファンとしては失格ですね。

  

本作の公開日が2019年6月28日で、僕が見た日は7月24日なので全然遅れてます。

でもまだギリ1ヶ月経ってないので大丈夫なはずです。笑

  

本作を見た感想を一言でまとめると

「えええ!?マーベルはまだまだ僕たちを解放する気は無いんだね!?」

まさにこれです。

   

もちろん本作スパイダーマンに対する感想も盛りだくさんですが、 マーベルシリーズに対するワクワク感がしっかり組み込まれてました。

    

この映画の内容について語る前に、Marvelシリーズへの思いを語らせて下さい。

  

あとここからは丁寧語で話すとなんか変な感じになるので、一旦やめますね笑

    

「アベンジャーズ/エンドゲーム」がもたらした功績はでかい

   

「アベンジャーズ/エンドゲーム」

https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

     

まさに世界をお祭り状態へと引き立てた。

  

始まりはトニースタークの「アイアンマン」から。

10年以上かけて一つの世界観を作りあげて、全世界のファン達は「エンドゲーム」という名のお祭りへと自然と引き込まれた。

    

そう、世界最大規模のエンドゲーム祭りだ。

10年間という非常に長い期間、ずっとファンを魅了しつつ離さなかっただけに、エンドゲーム祭りがぶち上げた、この打ち上げ花火の破壊力は未だに僕らの記憶に新しい。

   

公開以降、怒涛の勢いで全世界で新記録を樹立。

世界規模で続々とエンドゲーム花火を世界各国へと散らばし続けた。

  

そして最新のニュースによると、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の全世界興行収入が「アバター」(2009年)を抜き、1位に。

  

21日現在の全世界興行収入は累計27億9020万ドル(約3020億円)となり、27億8970万ドルの「アバター」を上回る結果となった。

英語版の記事もこちらに載せておく。

    

エンドゲームが公開してしまったという事実

  

お祭りのフィナーレを飾るのはいつだって打ち上げ花火。

僕の通っていた高校の文化祭の後夜祭では、決まって最後に花火を演出して感動のシーンを迎えていた。

ほら、ディズニーランドでもショーの終わりにたくさんの花火を打ち上げて、ショーを終焉させている。

   

10年もかけて準備したこのエンドゲーム祭りは、公開と同時に打ち上げられた。

それと同時に1つの盛大なショーが幕引きしてしまったのである。

  

「もうこれでアベンジャーズは終わりだね」

って、誰もがマーベル作品に心の中で小さなピリオドを打ったことだろう。

  

ところがどっこい。

ん?「ところがどっこい」なんて言葉、何年振りに使ったのだろうか、凄く昔話っぽいフレーズだ。

  

そんなことはどうでもいい、話を続けよう。

そう、ところどっこいなのだ。

  

エンドゲームの余韻が未だに世界に漂う中、マーベルは入念に次の計画を進めていた。

『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』公開。

エンドゲームからたったの2ヶ月というスパンだ。

エンドゲーム以降、一発目のマーベルムービー。

  

エンドゲーム祭りという名の花火を打ち上げて、盛大に踊りに酔いしれたファン達は

いやーめちゃくちゃ踊りまくって楽しかったわー。あれ?まだ次のお祭りがあるって?

こんな状態である。

   

しかしマーベル、上手である。

もしこれがエンドゲームが公開されて半年とかのスパンを置かれて、スパイダーマンの公開となっていたら、その公開についていくファン達は少なかったかもしれない。

  

この状況を例えると、飲み会からの二次会のあの流れだ。

飲み会が終わった直後はいつも若干グダつく瞬間がある。

しかし、そこで会計を済ませた幹事がこの一言。

  

おーーいみんな!まだ終わらないよー!今から二次会やるぞ!ほらほら早く次のお店に行くぞー!!

  

さすが幹事を務めるだけのことはある。鶴の一声ような迅速な指揮によって

「え~このあとどうする~?」

というグダついたムードをすぐに一転させる力を持っている。

  

みんなで二次会会場へ向かった後にまた盛り上がり、

そして、まだまだ今日は終わらねーー!って叫びながら飲んでる先輩のあれだ。

  

この飲み会の流れのごとく、観客たちを次のステージへと運んだマーベルは流石だ。

マーベルはまだまだ終わらせる気はないということを、この短いスパンでスパイダーマンを公開させることによって伝えている。

  

2ヶ月という短期間で次の作品が上映。

しかもエンドゲームの余韻からはもちろん抜け出せていない状態。

  

「トニーが亡くなってからのストーリーは?」

「アベンジャーズはどうなるの?」

「今後のヒーロー達は何をするの?」

  

ひとしきり盛り上がったムードを鎮火させずに、また次へと向かわせる。

2ヶ月というスパンで公開されたスパイダーマンにはそんな効果が実は隠されていた。

 

今までマーベルについてきたファン達へ何を投げかけるのか。

1つの世界最大イベントを終えて、マーベルの決意は如何に。

そんな気持ちで本作『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』に臨んだ。

  

『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』  

     

http://www.spiderman-movie.jp

    

面白かったか面白くなかったのかと聞かれたら、答えは面白かった!だ。

   

特に、主人公であるピーター・パーカーの感情に共感して簡単に感情移入をしながらストーリーを楽しめた点が良かったと思う。

   

今までのマーベルシリーズ作品の、主人公の設定としては「企業の社長」「神」「軍人」「魔術師」などなど。

マーベル作品の主人公たちは、普通の生活にあまり馴染みのない環境で生きているキャラクター達がほとんど。

(※ヒーローの時点で既に程遠いけれど、、、)

  

しかし一方で、ピーター・パーカーはどうだろう。

かなり頭が良いところは除いて、彼はどこにでもいる高校生だ。

しかもつい最近までアベンジャーズに憧れて、メンバーになりたくてトニーにお願いをしていた少年だ。

  

今回の作品は、高校生感が存分に出ている作品。

見ていて青春だな~って思わされるシーンがいくつかあった。

  

例えば、今回の修学旅行でピーターがMJに告白するまでの計画をネッドに話していたり、移動中に飛行機の中でMJの隣にどうしても座りたくて「香水アレルギーだから席を変えて欲しい」って先生に提言して席替えをするように試みてみたり。結果的には他の男子がMJの隣に座ってしまい、二人が楽しんでる姿を後ろから眺めるシーンのピータがとてもかわいそうだった。笑

  

「ヒーローとしてのピーター』よりも「高校生のピーター」感がちょくちょく出ていて、MJと話したいけど上手く話せない場面とかもあったりしている。

  

それによってピーター頑張れ!ってつい思ってしまうのと同時に、過去の自分自身(映画を見ている観客)と重ね合わせて、現代風に言うところの「エモい」気持ちになった人も多いのではないだろうか?

  

こういったシーンによって良い意味でヒーローっぽい特別さが無くて、隣にいるような一人の人間としてピーターを見ながら、彼に強い共感を持ちながらこの映画に没入して楽しめる構成になっているのだと思った。

  

ピーターの成長

    

今回の映画の最もテンションが上がったポイントはまさにこれ、ピーターの成長する姿を見届けられたこと。

  

ピーターが悩みながらも壁を乗り越える過程が、映画「キャプテンマーベル」のキャロルが能力に目覚めて立ち上がるシーン並みにワクワク出来るポイントだった。

     

エンドゲームでの最後の戦いによって、最高のヒーローであるトニーを失った世界。

次世代を担うヒーローとして、世間はスパイダーマンが次のスーパーヒーローと期待が高まっていく。

    

しかしまだピーターは子供、普通の高校生だ。

普通の高校生活を求める一方で、世間が求めるヒーローとしての重圧がのしかかる。

     

記者に「アイアンマンを継ぐのか?」と問い詰められて思わず逃げ出した先に、壁に描かれているアイアンマンを見つめるピーターのシーン。

https://eiga.com/movie/89601/special/

   

「自分はトニーを受け継げる程の人間ではない」と悩みながらも、「どう選択すれば良いの?」ってピーターの心の声が聞こえてくるような何かこうグッとくる瞬間だった。

  

しかし彼はヒーローへの道を歩むこととなる。

きっかけはピーターがイーディスをミステリオに渡してしまい、結果的にMJ達が自分のミスによって巻き込まれてしまうからだ。

 

やっぱりヒーローがヒーローとなるきっかけはまさにこれ!!!!!

  

自分の目の前にいる大切な人を守りたくて、どうにかして救おうとするからこそ人はヒーローになれるのである。

  

身の回りの近くの人の一人や二人を救い出せずに、ヒーローなんか務まるのか?って話だ。

  

これがピーターが次の一歩へと歩を進める大きな起爆剤となった。どうにもならない状況で助けられるのは自分しかいない、誰がやるの?僕だ!って。

  

1人の少年が大きな壁にぶち当たりながらも頑張って這いつくばって次に進む過程、つまりピーター自身の弱さから脱却し次へのレベルアップ。

今までは「トニー・スターク」という、ピーターにとって父親のように見守ってくれる存在である最高の仲間はもういない。

  

ただの子供が、いかにして成長をするのか。

先ほどにも述べたが、本作は主人公ピーターの心の動きを、僕ら観客も強く共感しながら映画を楽しめる。

何故ならば、彼自身の生活感が僕ら観客にとってもリアリティがあり共感出来る要素もたくさんある。

  

だからこそ自然に主人公の感情にこちらが寄り添い、その成長を心の中で応援できる。

今までアベンジャーズシリーズを見てきた人であればなおさらそうだろう。

僕らですらまだ「トニーの死」を乗り越えていないのだから、それを乗り越えようとして次に進もうとするピーターの姿に応援せずにはいられないはずだ。

    

    

まとめ

    

  

本作ではヴェネチア、ベルリン、ロンドンとヨーロッパの都市を舞台にしていて、その土地をピーターのクラスメイト達と一緒に冒険しているような感じにさせてくれる。

その土地の美しい景色とかも映画に含まれていて、ヨーロッパに行きたいなーって強く思わせてくれる作品でした。

    

まあそんな話はさておき、この間マーベルから今後上映する作品の紹介がありましたね。

まだまだマーベルは終わりそうにあありません、これからもファンを魅了させてくれるに違いありませんね!!!!!

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